President's Message

President's
Message

01

社員全員で創り上げる会社。それが中外商工です

中外商工は、創業から70年以上にわたり、一貫して「社員全員で創り上げる会社」を目指してきました。これは、創業者が会社設立時に掲げた「同族経営をやめよう」という強い決意から始まったものです。その想いは、創業者の名前を冠さず、「日本の中心となる企業を目指す」というビジョンを込めて名付けられた社名にも表れています。

私たちの社風は、決してトップダウンではありません。むしろフラットで、社員一人ひとりが主体的に会社を創り上げていける環境を目指してきました。「会社はみんなのもの」。この考え方こそが、中外商工の根幹にあります。社員全員が主体的に会社を創り上げていける環境を目指し、その理念を実現するために努力を重ねてきました。

私自身、創業家の出身ではありません。一社員として中外商工に入社してから約30年、現場業務や営業を経験し、役職を一つずつ積み重ねて現在の立場に至りました。結婚して子供をもうけ、住宅ローンに悩みながら、時には仕事の楽しさを感じ、時には困難に直面しながら、それでも仲間と共に前に進む――そうした経験を通して、社員の皆さんが感じる「つらさ」も「楽しさ」も深く理解しているつもりです。
だからこそ、社員のみんなと同じ目線を大切にしながら、これからも一人ひとりが会社経営に参画できる組織づくりを進めていきたいと考えています。

中外商工の職場は、年齢や役職に関係なく意見を交わしやすい、風通しの良い環境です。真剣に業務に取り組みながらも、時には笑顔が飛び交う、明るく働きやすい雰囲気です。

President's
Message

02

若い社員には、働きやすい環境で確かな成長を

たとえば、中外商工の主力事業のひとつに、マンションの大規模修繕工事の現場を監督する「現場代理人」の業務があります。現場代理人とは、時に危険を伴う重要な仕事です。それだけに、現場全体の安全と品質を守る責任も負っています。
だからこそ、当社では安全と成長を両立させるための取り組みを全社を挙げて行っています。現場には、経験豊富な専属トレーナーが巡回し、社員を直接サポートしています。また、社員が正しい知識を効率よく学べる自社製Eラーニングシステムを導入。さらに、年に一度の「現場代理人講習」を実施するプロジェクトも動き始めています。
座学と現場の実務を組み合わせ、若い社員が正しい知識を身に着ける。そして、安全な環境で着実に成長できるよう、手厚いサポート体制を整えています。

また、私たちの仕事は、多くの協力会社との協業によって成り立っています。施工業者の職人さんたちは、長年にわたり信頼関係を築いてきた方々ばかりです。「ここまでやっといたよ」「あとはよろしくね」――そんな言葉が自然と交わされる、信頼と協力が息づく現場です。
仕事は、決して奢侈定規にはいかず、お互いがフォローし、歩み寄ることで、より良い成果が生まれていきます。現場代理人は、そのチームワークが行き届き、和やかで円滑な現場で仕事を進めます。若い社員たちには、そんな環境の中で、のびのびと自分の力を伸ばしながら成長してほしいと願っています。

中外商工では、配属後のOJT研修を通じて実践的に知識とスキルを習得できます。先輩社員によるマンツーマン指導で、初めての業務も安心して取り組める環境が整っています。

President's
Message

03

現場で学んだ教訓が会社を支える力に

私がまだ現場に出ていたころは、苦労や失敗の連続でしたね。当時は、防水加工をメインとした工事営業の仕事が主流で、施工途中の現場で夜中に雨漏りが発生することもありました。夜間にお客様から電話がかかってきて、よく叱られたものです。「我慢してください」とは言えませんから(笑)、「今から行きます!」と言って、寝ずに現場に駆けつけることがしばしばありました。職人さんと一緒にずぶ濡れになりながら応急処置をした日々は、今となっては懐かしい思い出です。
そんな経験を重ねる中で、職人さんたちと知恵を出し合い、対策技術を磨き上げてきました。振り返れば、一緒に苦労を乗り越えてくれる仲間がいてくれたことは、本当に幸せだったと感じます。

仕事の中で何より嬉しかったのは、お客様が喜んでくださる瞬間です。それはきっと、社員みんなが同じ気持ちだと思います。たとえば、私が年始の挨拶で市役所を訪れると、かつてお世話になった非常に多くのお客様や仲間が顔を見せてくださいます。懐かしい顔ぶれに会えるたびに、これまで築いてきた信頼の重みを実感します。
こうした姿勢が、今の中外商工を支えているのだと思います。営業担当には、「自社の塗料製品を無理に売る必要はない。お客様にとって最適な提案をすることが最も大事だ」と常に伝えています。それがたとえ他社の製品であっても、お客様にとってベストな選択肢であれば、それをお勧めするべきだと考えています。もちろん、同じ機能の製品であれば、自社のものを選んでいただけると嬉しいですけどね(笑)。

私たちは毎年、会社の決算月である6月に技術検討会を開催しています。この場で、お客様の困りごとや協力会社の「こんなものがあれば助かる」という声をもとに、次期のテーマを決めて研究開発を進めています。こうした取り組みを通じて、新製品が次々と生まれ、特許を取得する成果にも繋がっています。
これからもお客様や協力会社の声に耳を傾けながら、価値ある製品とサービスを届けていきたいと考えています。

中外商工では、滋賀の技術研究所で月に一度、製品開発会議を実施。大阪本社でも2か月に一度、全国の営業担当を交えた会議を行い、情報共有を深めています。

President's
Message

04

社会に必要とされる企業であり続けるために

中外商工は「100年企業を目指して邁進する」というビジョンを掲げています。そのために、社会に必要とされる企業であり続けることが、何よりも大切だと考えています。
お客様の課題解決への追及に加え、私たちは誠実な姿勢を貫くことを最も重視しています。仕事で失敗したときも、正直に報告し、謝罪し、迅速に対応する。その姿勢こそが、お客様や社会から信頼される基盤になると信じています。
そして、そうした誠実な会社を形づくるのは、まさに社員一人ひとりの心だと私は思っています。私はその方向性を示し、進むための漕ぎ手なのでしょう。私が走れる限り走り続け、そのバトンを次の世代に渡していくこと。それが、私自身の使命だと感じています。

これからの中外商工を創る上で、特に期待しているのが、若い皆さんの新しいアイディアや発想です。ほかの会社では埋もれてしまうかもしれないアイディアも、中外商工ではきちんと吸い上げ、評価する風土があります。実際、今当たり前にやっている事業のほとんどが、10年前には全く取り組んでいなかったことばかりです。それだけ、新しい発想や挑戦が、会社を成長させていくのです。
もちろん、新しいことに挑戦するには勇気が必要です。全国会議で発表したアイディアが厳しい意見にさらされることもあります。でも、それを乗り越えた先にある「成長する楽しさ」を、私たちは大切にしています。

中外商工には、みんなが楽しく仕事をしている明るい社風があります。社員が活き活きと働く姿勢こそが、社会から必要とされ続ける企業の力になるのです。

中外商工では、営業、施工管理、製品開発、製造が連携する一貫体制を確立。その仕組みが出来ているからこそ、お客様の課題を具体的な解決策として形にしています。

RecruitmentENTRY

採用エントリーに進む