大阪工場製造部
中途入社
U.T

職人技に魅せられて!

塗料製造で見つけた誇れる仕事

Interview

具体的な業務内容を教えて下さい。

私は、淀川区にある大阪工場で、中外商工が独自に開発した塗料製品の製造を担当しています。主な業務は、塗料の元となる硬化剤や樹脂材などの原料を攪拌機に入れて混ぜ、製品として仕上げること。そして、品質検査で問題がないことを確認した後、梱包して出荷担当へ渡すまでの一連の流れを実践しています。

まだ入社して一年の私は、業務を身に付けながら、製造の全体フローをローテーションで経験しています。製造では、攪拌作業や梱包といった各工程ごとに専門の担当者がいますが、それぞれの作業がスムーズに繋がるよう配慮することが重要です。たとえば、梱包した製品を出荷エリアに置く際、ラベルの向きや積み方を工夫することで、次の工程が効率良く進むようサポートが欠かせません。
こうした「次の工程を意識する気配り」が、工場全体の稼働効率を高める大切なポイントになっています。

具体的な業務内容を教えて下さい。

メインとなる攪拌作業も、実は意外と奥が深いんです。原料を測って入れて混ぜて…言葉にすると簡単そうですが、正確な配分を徹底しないと品質不良になってしまいます。特に液体の原料を扱う際には注意が必要で、原料の入った容器を傾けた瞬間に液体が動き、バランスを保つのが難しいんです。腕力だけでなく、重心や力加減も必要なので、最初は苦戦しましたが、少しずつコツを掴んできました。
さらに、中外商工の製品は何百通りもあり、原料単位ではさらに多くの種類があります。そのため、全ての原料や作業手順をしっかり頭に入れておくことが欠かせません。先輩方が何事もなく作業をこなす姿を見ると、「すごいな~」と感心するばかりです。

Interview

仕事を通してのやりがいを教えて下さい。

入社当初は、ずっと先輩の作業を見学している日々が続きました。なかなか自分で手を動かす機会がない中、少しずつ手伝わせてもらえるようになると、やっぱり嬉しいものです。そして、ある日「じゃあ後はよろしく」と任せてもらえた瞬間には、「やっと出来るって認めてもらえたんだな!」と感じられて、本当に嬉しかったですね。

そんな中、直属の先輩とのエピソードは、今でも特に心に残っています。その先輩は、昔ながらの職人さんという感じで、少し寡黙なところがある方なんです。
塗料タンクのバルブを取り外して洗浄し、再び取り付け直す際には、液漏れを防ぐためにパイプシールをぐるぐる巻きにしてからネジを締めます。ある日、その作業を終えると、不意に「あのシールの巻き方、めっちゃ綺麗やったで」と声を掛けられました。
普段ほとんど話さない先輩から突然褒められたものだから、驚きで一瞬固まってしまいましたが、その分ものすごく嬉しかったんです。「自分の仕事をちゃんと見てくれているんだ」と感じて、一気にモチベーションが上がりました。普段寡黙な先輩だからこそ、その一言が本当に心に響きましたね。

仕事を通してのやりがいを教えて下さい。

仕事を通してのやりがいを教えて下さい。

さらに、私たちが製造する塗料が全国的に有名な場所で使われていると知ると、仕事への誇りをより強く感じます。大阪駅周辺の商業施設や駅ビル、全国的に知られる食品メーカーの製造工場など、施工現場の情報が注文書に記載されているんです。「えっ、あの店の床に自分が作った塗料が使われるの!?」と驚いた瞬間、嬉しさが込み上げてきました。誰もが知るような場所で、自分が関わった製品が役立っていることを思うと、自然と背筋が伸びます。中外商工って本当にすごい会社だな、と改めて感じますね。

Interview

今後の目標を教えて下さい。

私には、先輩たちから技術を引き継ぎ、今の仕事をもっと極めたいという強い思いがあります。特に憧れるのが、塗料の調色を担当している先輩の姿です。私はまだ調色には携わっていませんが、調色とは、お客様が求める指定の色を再現する「色合わせ」の仕事です。

調色は、赤や黄、青といった原色のトナー塗料を混ぜ合わせて色を作る作業ですが、単なる色作りではありません。中外商工の製品は硬化剤や樹脂材といった機能性を持つ塗料で、それらの特性も考慮しながら微妙な色合いを調整していく必要があります。さらに、固まる時間や条件によって色が変わることもあり、非常に高い技術と経験が求められる仕事です。
現在調色を担当している先輩は、「もう少し青だな」とつぶやきながら、まるで魔法のようにお客様のサンプルと全く同じ色を再現します。周囲から見て「十分合格」と思えるレベルでも納得せず、必ず完璧に合わせてくるんです。その仕事に対する姿勢に、妥協は一切ありません。
そんな先輩の姿を見るたびに、私は「すごいな、かっこいいな」と心躍らされるんです。そうやって技術を磨き、一つのことを極めることができたら、どれだけ誇らしいだろうと思わされるんです。

今後の目標を教えて下さい。

私は転職組ですが、それまでの仕事では「楽しい」と思うことはほとんどありませんでした。ですが、入社して一年、この仕事に携わらせてもらう中で、今は胸を張って言えます。「すごく楽しい!夢がある!」と。
この会社で、こんなに誇れる仕事に出会えたことが本当に幸せです。

一日のスケジュールDaily Schedule

8 : 30
作業内容の確認・準備

その日の作業内容や道具の準備を行い、注文書や出荷予定を確認します。月曜日は清掃作業も実施します。

8 : 45
朝礼・ラジオ体操

朝礼の時間内に、ラジオ体操を行います。その後、工場内でお互いの作業スケジュールや進捗を確認。納期が厳しく製造量が多い担当にはヘルプを出すなど、必要に応じてチーム内で人員配置の調整も行います。

9 : 00
作業開始

塗料製造作業では、必要な原料を計量して撹拌機に投入します。計量から撹拌機投入までの「仕込み」は、できる限り午前中に済ませるよう心がけています。撹拌は機械で行い、所要時間は約1時間~1時間半。その時間が昼休憩に重なるよう、計画的に作業を進めています。

12 : 00
お昼休憩
13 : 00
製缶作業

お昼休憩中に攪拌された塗料が仕上がったら、品質検査を実施します。検査で問題がなければ製缶作業に入り、ラベル貼りや箱詰め、梱包など、出荷に向けた仕上げ作業を行います。

15 : 30
タンクの洗浄や片づけ

その日の製造作業が終わると、道具の片づけに取り掛かります。中でも大変なのがタンクや撹拌機の洗浄作業です。溶剤やデッキブラシを使い、付着した原料や塗料を丁寧に落とします。翌日の製造作業に支障が出ないよう、入念に清掃を行います。

16 : 30
翌日の作業の仕込みや事務作業

翌日の作業で樹脂材が必要な場合は、事前に樹脂材の計量などの仕込みを済ませることもあります。また、注文書の確認やデータ入力などの事務処理も並行して行い、次の日の準備を整えます。

17 : 30
定時・退社

その他の先輩を見る

RecruitmentENTRY

採用エントリーに進む