技術開発本部技術研究所
新卒入社
N.R

試行錯誤こそが成長の鍵!

挑戦し続ける若手技術者の成長ストーリー

Interview

仕事を通してのやりがいを教えて下さい。

私は滋賀の技術研究所に所属し、塗料製品の開発を担当しています。主な業務は、現場から寄せられる不具合への対応、新製品の開発、そして既存製品の維持管理です。営業部を通じてお客様の声や現場のニーズを受け取り、それをもとに改良や新製品の企画・展開に取り組んでいます。

私は今、入社して2年目になりますが、最近は少しずつ視野が広がり、自分の担当製品にしっかり関われるようになってきました。ここ滋賀の研究所では月に一度、社長を交えた進捗発表の場があり、そこで現在開発中の塗料サンプルを社長にも見ていただいています。ありがたいことに、この半年ほどは高評価をいただくことが多く、「頑張ってよかった!」と素直に嬉しくなります。きっと今が一番やりがいを感じられるタイミングなのかもしれませんね。
それと、大阪の本社で2か月に1回開かれる経営企画会議にも参加させていただいています。全国の営業トップが30~40人も集まるピリッとした雰囲気の会議ではありますが、今では、自分が開発中の製品について、スクリーンをバックにプレゼンもこなせるようになってきました。

仕事を通してのやりがいを教えて下さい。

この経営企画会議では、営業さんたちから様々な意見をいただけます。今進行中の塗料製品は、マンションやホテルのエントランスなど、人目に触れる場所に使われるもので、高級感を演出する装飾用塗料として開発しています。営業さんからは「もっと光沢を強調した方がいい」「マットな質感の方が今っぽいかも」「滑りにくい仕上がりが必要」など具体的な意見をもらい、それを反映して改良を重ねています。営業さんとのやり取りはとても勉強になりますし、製品が少しずつ完成に近づいていく過程は、モノづくりの面白さを実感できる瞬間です。まだ製品化はされていませんが、世に出るのが本当に待ち遠しくて仕方ありません。

Interview

部署内の雰囲気はどんな感じですか?

私たちの技術研究所は、現在私を含めて4人の研究者が所属しています。学術的な知識、開発経験、塗料に関する専門知識など、それぞれが異なる強みを持つメンバーが集まっています。
私はいつも、自分の担当テーマに取り組む際は、積極的に先輩方から意見をもらうようにしています。それぞれの得意分野が違うため、多角的な視点を取り入れることができ、開発が停滞した際には具体的なアドバイスや改善策をもらいながら、軌道修正できたことが何度もありました。

部署内の雰囲気はどんな感じですか?

印象的だったのは、入社一年目の時に担当していた塗料の開発プロジェクトです。製品化直前に色ムラの問題が解消できず、何度も検証を繰り返しました。しかし、なかなか改善できず営業部からも急かされる中で、私はとても焦りを感じていました。そこで、「これは全員で取り組まないといけないな!」と、研究所全体で一致団結して課題に取り組むことに。みんなで意見を出し合い、塗料づくりや攪拌、塗布の作業まで分担しながら、みんなが惜しみなく協力してくれた姿は今でも忘れられません。

今現在、確立しつつある自分の研究スタイルは、「周囲の意見をとにかく試してみる!無理だと思っても一度はやってみる!」です。この積極的な姿勢が育ったのも、支えてくれる先輩方のおかげに他なりません。
研究所はコミュニケーションが取りやすく、困ったときにはいつでも助けてくれる先輩たちがいる、そんな安心感に満ちた職場です。この雰囲気があるからこそ、新しい課題にも自信を持って挑戦できるのだと思います。

Interview

プライベートの時間は何をしていますか。

小さい頃から続けてきた空手は、私が仕事以外で情熱を注げる大切な趣味です。5歳から始め、中学・高校では一時休止しましたが、大学で再び空手道場に入門し、社会人になった今もその情熱は変わりません。
現在は、自宅から車で30分ほどの場所にある空手道場に通っています。平日は月曜と火曜の仕事帰りに練習を行い、週末は土曜日、時には日曜日にも参加しています。練習時間は平日の夜7時半から9時半、遅いときは10時までと、仕事との両立を意識しながら取り組んでいます。

プライベートの時間は何をしていますか。

私が所属している団体では「フルコンタクト空手」を競技としています。オリンピックの空手では「寸止め」がルールですが、フルコンタクトでは実際に打撃を当てるため、より実践的なスタイルが特徴です。
試合にも挑戦しており、社会人になってからはまだ一度しか出場できていませんが、その大会では1勝どまりで悔しい思いをしました。その悔しさをバネに、次の目標は来年1月の大会への出場と優勝です。この大会で手ごたえを感じることができれば、より大きい大会への挑戦も視野に入れ、さらなる飛躍を目指しています。

仕事とプライベートを両立できる今の環境は、とても恵まれていると思っています。仕事で集中力を使う分、空手の練習では思い切り体を動かしてリフレッシュできるので、とてもバランスが取れていると感じますね。仕事と趣味、どちらも大切にして充実した毎日を過ごせていることに、本当に感謝しています。

一日のスケジュールDaily Schedule

8 : 30
始業

それぞれの担当業務に取り掛かります。要求される機能に合った塗料製品を目指し、原料や溶剤の攪拌作業や試し塗りを行います。また、硬化状況や色の変化を観察し、その結果を資料にまとめます。
塗料の種類によっては、2~3時間で硬化するものもあれば、一日以上かかるものもあります。そのため、スケジュール管理をしながら慎重に試験を進めていきます。

12 : 00
お昼休憩
13 : 00
研究業務の続き

午後も基本的には午前と同様の業務を進めますが、時には以下のような業務も行います。
要求される機能を発揮するために、再現性が高そうな添加剤を原料メーカーのウェブサイトで調べたり、サンプル品を取り寄せたりします。また、月に2回、研究所内で自身が担当する製品の進捗状況を発表するための資料作成も行います。
一旦区切りがつくと、息抜きにデスクで休憩を取りつつ、署内で保有している業界雑誌を見て、建築業界についての情報収集をすることもあります。

17 : 30
定時
19 : 00
退社

研究開発の仕事は、こだわり始めると際限なく追求できるものです。より機能性の高い製品や使い勝手の良い製品を目指しつつも、自分でしっかり区切りをつけて一日を終えるようにしています。
納期が迫っているテーマに取り組んだり、翌日の試験をスムーズに進めるために、あらかじめサンプル塗布を済ませておく必要があることもあります。そのため、時には残業が長引くこともあります。

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